Steam×ハードウェア会社が共同開発!HTCシリーズ徹底解説

HTCシリーズ

Steam VRの作品をプレイしたいなら、HTCシリーズがおすすめだ。サブスクリプションへの対応は少ないものの、公式対応の6000以上のVRゲーム・アプリケーションが魅力的だ。

もくじ

HTC VIVEとは

世界初Androidデバイスを制作したHTC CorporationがSteamと共同開発

世界初のAndroidデバイスを制作した技術会社HTC CorporationとSteamを運営するValve Corporationが手を組み、VRゴーグル・ヘッドセットを開発した。それがHTC VIVEである。

HTC VIVEシリーズの価格とスペック

2016年4月、HTC VIVEの発売を皮切りに、数多くのシリーズが発表されている。HTC VIVEシリーズは、2023年1月20日より、新価格版を販売開始した。

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商品特徴価格
VIVE Cosmos・6DoF対応
・解像度 2880 x 1700
・メガネのままの装着が可能
87,200円
VIVE Cosmos Elite・ベースステーション付属(3.5m×3.5m)
・トラッキング範囲拡大可能(最大10m×10m)
・6DoF(フルトラッキング)
・解像度 2880 x 1700
・メガネのままの装着が可能
119,100円
VIVE Focus 3・視野角120度
・リフレッシュレート90Hz
・5K解像度 4896×2448
・ハンドトラッキング
・ハイレゾ×3Dオーディオ
179,000円
VIVE Pro 2・視野角120度
・リフレッシュレート120Hz
・5K解像度 4896×2448
・ベースステーション付属(3.5m×3.5m)
・ハイレゾ×3Dオーディオ
209,000円
VIVE Pro Eye・アイトラッキング
・視野角110度
・リフレッシュレート90Hz
・解像度 2880 x 1700
209,000円
HTC VIVEシリーズ

HTC VIVEは、Meta Questシリーズ、Valve indexに続いて、Steamにてシェア率およそ7%を誇る。パソコンの購入費用とHTCVIVEの価格が非常に高価(合計200,000円ほど)であることを考えると、かなり善戦していると言えるだろう。Steamに最適化されているため他のVRゴーグル・ヘッドセットに比べ相性問題が少なく、しばしばキラーコンテンツが販売されている。

HTC Corporation

HTC Corporationは、台湾に拠点を構えるハードウェアを作っている会社だ。日本では、法人HTC NIPPON株式会社があり、NTTモバイル、ソフトバンク、ワイモバイルなどでスマートフォンを販売。世界初のAndroidデバイスの制作、2010年世界スマートフォンランキング4位、台湾企業ランキング2位など輝かしい功績を残している。

Appleとの裁判、サムスン電子との競争激化を背景として2017年にスマートフォンPixelの開発チームを11億ドルでGoogleに売却し、VR事業に力を入れることとなった。

Steamとは

Steamは、世界最大のゲームプラットフォーム。所有するゲームとアカウントを紐づけることでデバイス間でデータのやり取りを行う必要がなくすることに成功。中古ゲームの売買ができない仕組みを作り、開発者がインターネット上で作ったゲームを売る市場を提供している。

VRゲーム・アプリケーションも数多くラインナップされている。パソコンゲームに加え、VRゴーグル・ヘッドセットのValve index、HTCシリーズ、Meta Questシリーズ、PICOシリーズなどに対応している。

Valve Corporation

Valve Corporationは、アメリカに拠点を置くゲーム開発と販売およびSteamの運営会社。Steamを運営する傍ら、Half-Lifeなどのゲームソフトを制作。VRゴーグル・ヘッドセットにゲーミングPCやポータブルデバイスなどハードウェア分野にも力を入れている。360人ほどの会社ながら、ゲーム分野に特化し数々の実績を残す。

おすすめゲーム

Half-Life:Alyx

VRゲームオブザイヤーを受賞、VRゲーム最高傑作とも言われているHalf-Life。Steam運営のValve社が開発・発売した2020年のVRシューティングゲーム。アイトラッキングがあるVRゴーグルにおいて目線を動かして銃を撃つ動作は現実のそれを完全に模倣しており、高い没入感から1度ゴーグルを外して鼓動を整えるユーザーも少なくない。

プラットフォームValve Index、HTC Vive、Oculus Rift、Meta Quest、
Meta Quest 2、Windows Mixed Reality
発売日2020/3/23
メーカーValve Corporation
ジャンルFPS:ファーストパーソンシューティング
音声英語
言語日本語、英語を含む28言語

Beat Saber

言わずとしれたVRといえばこれ!というゲーム。『Beat Saber』(ビートセイバー)はチェコのBeat Gamesが開発したVR対応の音楽ゲームで、前方から来るブロックをプレイヤーが持つ両手の剣を使って切って感覚的に音楽とVRを楽しめる。Quest Storeでは2018年5月からアーリーアクセス版としてリリースされ、2019年5月に正式販売された。日本ではPlayStation VR版が2019年3月に発売されている。

MUSIC PACKという追加コンテンツで、聴いたことのあるゲーム音楽やロックミュージックも楽しむことができ、発売から3年経った今でも追加のコンテンツが配信されている。

対応VRPlayStation VR, PlayStation VR2, Meta Quest 2, Meta Quest Pro, Steam VR
発売日2019/5/22
メーカーBeat Games
ジャンルカジュアル、音楽・リズム
音声邦楽、洋楽、K-POPなど
言語日本語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、英語、韓国語

VRとAR/MRの違い

VRとは?

仮想世界に現実世界から入った世界のこと。没入感と現実から切り離された空間が必要となる。別世界のゲームを主とし、現実の街を模倣した仮想の街の形成、仮想の土地売買などが行われている。

VR機器は、メタバースの入口とも言える。

あつまれ、どうぶつの森仮想空間でコミュニケーションをとり、生活をするコンセプト
Workspace for meta仮想の会議室でコミュニケーションをとり、会議室を仮想化するコンセプト
cluster仮想の街(渋谷、丸の内、大阪など)に入り、広報やライブをするコンセプト
バーチャル渋谷

AR/MRとは?

現実世界に仮想的な要素が入った世界のこと。映画でよく見るタッチすると仮想の画面が出てきて操作できたり、チームラボのような光と映像の演出も広義のARに含まれる。

ミュージシャンのライブ、テーマパークでの演出ではARを取り入れたことがたびたびニュースになっている。

Ikea Place実際に家具を購入する前に自宅に置いたイメージできる体験をコンセプト
Youcam Makeupライヴセルフィーで自分に化粧品が合っているか試せるというコンセプト
設計・修理AR化機械の操作や修理方法を実際の機械の近くで指示してくれるというコンセプト
エンターテイメントAR化(Pokemon GOなど)現実世界に仮想の生物を登場させ、写真を撮ったり、アトラクションを行うコンセプト

やりたいアプリ・ゲームに合うVRゴーグル・ヘッドセットを選ぼう

VRゴーグル・ヘッドセットで楽しみたいことが決まっているのであれば、できることから選ぼう。

VRゴーグルを体験してみたいなら

VRゴーグルの体験には、レンタルやネットカフェでの体験がおすすめだ。金額は1500円〜となっているため、一考してみてはいかがだろうか。HTC VIVEのレンタルサービスも紹介している。

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