PlayStation VR2(PSVR2)の発売日
2023年2月22日、ついに待望のPlayStation VR最新ゴーグルが発売。2021年2月、PlayStationBlogにて情報解禁されてから2年の時を経て販売されるに至った。PlayStationファン待望のSony公式VRゴーグル・ヘッドセットだ。
PlayStation VR2(PSVR2)は手に入る?ソニーの転売対策とは
現在はすぐに購入可能だ。PlayStation 5の転売騒動は記憶に新しく、PlayStation VR2も転売のターゲットになる可能性があった。しかし、ソニーの企業努力により転売対策は無事に成功し、無事に欲しい人のもとへ商品が行き渡っている。
ソニーの転売対策
ソニーは、ゲーム機のネットサービスを利用するときに使うアカウントを活用し、予約受付時に1年間(2021年11月1日~2022年10月31日)で20時間以上PS4かPS5でプレーをしたアカウントを応募条件にした。ゲームを遊んでいるユーザーを優先することで、転売対策を行ったのだ。
Amazonを含む各サイトにて販売を開始
予約制限は解除済みで、誰でもインターネットから購入できるようになっている。身近なところでは、Amazonにてソニー公式から購入することができ、2日後の到着日も指定できる。
PlayStation VR2(PSVR2)にできること
PlayStation VR2(PSVR2)は、仮想現実(VR)技術を使用して、最高のゲーム体験をさせてくれるVRゴーグル・ヘッドセットだ。新しい体験を提供してくれるゲーム、日常を便利にするアプリケーション、現実世界と離れた新しい世界メタバースに潜り込むコミュニケーションツール、FPSやパズル、フィットネスに至るまで様々なゲームがリリースされている。
- 仮想現実空間の体験:
VRゴーグルを装着して、仮想現実空間を体験。この空間は、現実世界とは全く異なる場所に存在するかのように感じられる。 - ゲームプレイ:
VRゴーグルを使用することで、より没入感のあるゲームプレイ体験を楽しめる。 VRゲームは、ユーザーを別の世界に引き込み、ゲーム内のキャラクターと対話したり、アクションを実行したりすることができる。 - 360度動画の視聴:
VRゴーグルを使用することで、360度の動画を鑑賞することできる。このような動画は、まるで自分がその場にいるかのように感じられるのが特徴だ。 - 仮想旅行:
VRゴーグルを使用することで、世界中の様々な場所に仮想旅行することができる。これは、観光業や教育分野で特に有用。 - トレーニングとシミュレーション:
VRゴーグルを使用して、現実世界で危険な環境でのトレーニングやシミュレーションを行うことができる。例えば、航空機のパイロットや医療従事者のトレーニングに使用される予定だ。 - コミュニケーション:
VRゴーグルを使用して、遠く離れた場所にいる人とコミュニケーションをとることができる。これは、テレビ会議やリモートワークに最適だ。
PlayStation VR2(PSVR2)の価格
PlayStation VR2の価格は、74,980円だ。PlayStation 5(通常版60,478円)への接続が必要となっており、合計額は135,458円となる。もしPlayStation 5を元々所持、あるいは購入予定であれば、最もコストパフォーマンスの良いVRゴーグルとなる。単体としては、現在最も人気なVRゴーグルMeta Quest2(256GB版74,400円)と同価格帯となる。他のVRゴーグルとのディスプレイの画質やゲームの品質、種類など大きな違いに注目だ。
現在はAmazonにて64,348円となっている。
これなら間違いなし!PlayStation VR2(PSVR2)ゲームソフト4選
グランツーリスモ7
PlayStation VR2発売時、最も話題になったゲーム。『グランツーリスモ7』はソニー・インタラクティブエンタテインメントが開発したVR対応のドライビング/レースゲームで、3DオーディオとVRで最高の乗車体験ができる。PlayStation4,5で発売されているが、まったく別のゲームとなっている。
アーケード、ドライビングスクールといったさまざまなゲームモードのコレクションから、競い合うのが好きなレーサーやカジュアルなレーサー、コレクター、チューナー、デザイナー、フォトグラファーなど、自分だけのプレイスタイルや楽しみを見つけることができる。オンライン対戦にも対応。
プラットフォーム | PlayStation VR2 |
発売日 | 2023/2/22 |
メーカー | 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント |
ジャンル | ドライビング/レース |
音声 | 日本語 |
言語 | 日本語, 英語 |
バイオハザード ヴィレッジ
PlayStation VR2の独占タイトル4作品に選ばれた超AAAタイトル『バイオハザード ヴィレッジ』。「バイオハザード ヴィレッジ」(英語名: Resident Evil Village)は、カプコンが開発したサバイバルホラーゲームだ。2021年5月8日に、Microsoft Windows、PlayStation 4、PlayStation 5、Xbox One、Xbox Series X/S向けに発売され、5月11日、発売から3日間で全世界での販売本数が300万本を突破した。
本作は、第一人称視点のアクション要素が強調された従来の「バイオハザード」シリーズのスタイルが踏襲され、VRに合わせてシステムが追加された作品。ゲーム内で遭遇する敵キャラクターのデザインやストーリー展開も独特な雰囲気を持った特徴的な作品となっていることから、シリーズファン以外も楽しめる作りになっている。
『バイオハザード ヴィレッジ』をはじめPlayStation VR2のホラーゲームは、有機LEDにより暗闇が完全な黒となり、振動と空間オーディオによるかつてない体験を提供してくれる。
対応VR | PlayStation VR2 |
発売日 | 2023/2/22 |
メーカー | カプコン |
ジャンル | サバイバルホラー |
音声 | イタリア語,スペイン語(メキシコ),ドイツ語,フランス語,日本語,英語,韓国語,中国語 |
言語 | イタリア語,スペイン語(メキシコ),ドイツ語,フランス語,日本語,英語,韓国語,中国語 |
Horizon Call of the Mountain
VRの没入感でオープンワールドゲームを遊びたい!を実現したのが『Horizon Call of the Mountain』だ。VRゲームのファンタジーRPGでは最も綺麗なのではないだろうか。PlayStation VR2の発売に合わせて2月22日に拡張版が発売。スターウォーズ同様、ソニーがPlayStation VR2の命運を賭けて作ったゲームソフトの1つだ。
Horizonシリーズのオープンワールドゲームとしての評価はお墨付き。VRゲームは動画では迫力が劣るが、それでも以下の動画で味わうことができる。
プラットフォーム | PlayStation VR2 |
発売日 | 2023/2/22 |
メーカー | ソニー・インタラクティブエンタテインメント |
ジャンル | アクション, アドベンチャー |
音声 | 日本語, 英語 |
言語 | 日本語, 英語 |
No Man’s Sky
『No Man’s Sky』は宇宙での探索・生存・冒険をテーマとしたSFアクションアドベンチャーゲーム。プレイヤーは1844京6744兆737億955万1616個に及ぶ多数の惑星・銀河を冒険していく。惑星から宇宙まではシームレスなオープンワールドとなっており、ロード画面無しでフィールドを移動できる。各恒星系の惑星、動植物、生命体等は自動生成され、全ての惑星に別々の環境が生成され、そのオープンワールドの広さは2019年時点でゲーム史上最大の317垓平方キロメートルに達している。
PlayStation VR2の振動機能や,PlayStation VR2 Senseコントローラーの振動機能もフル活用して臨場感のある体験を実現。発売からもう6年以上経ってるのに……まだ黙々と無料アップデートを続けてるんだぜ……そして遂にはPSVR2対応まで無料導入だぜ……頼むよ、追加課金させてくれ!
追加情報
2023年4月5日、アクションアドベンチャー『No Man’s Sky』に新たな大型アップデート「Interceptor」を配信、トレイラーが公開された。グラフィックの向上、VR周りの操作の改善、新マップの追加など全て無料。『No Man’s Sky』は、どれだけユーザーにサービスしてくれるのだろうか。
今後の更なるアップデートへの期待を込めてAAAタイトルと並べて紹介。
対応VR | PlayStation VR2 |
発売日 | 2020/11/12 |
メーカー | Hello Games Ltd |
ジャンル | アクション, アドベンチャー, その他 |
音声 | 日本語 |
言語 | 日本語 |
VRゴーグルのおすすめは?PlayStation VR2とMeta Quest徹底比較
結論として、PlayStation 5を所持しているのであればPlayStation VR2、所持していないのであればMeta Quest2をおすすめする。ただし、予算を気にしていないのであればPlayStation 5とPlayStation VR2を購入するのが良いだろう。
PlayStation VR2 | Meta Quest 2 | |
---|---|---|
ゲーム(steam,DMMなど) | ディスプレイ4K | PlayStationのゲームに対応Quest ストア steamでの対応ゲームが多い |
映画(Netflix,Disney+など) | Playstationと同じ設定で見られる | フルHD対応サブスクリプションが多い | フルHD
VR動画(Youtube,DMMなど) | Youtube、DMMともに対応 | Youtube、DMMともに対応 |
持ち運び | 可能 | 可能 |
仕事 | 仕事への利用は考えにくい | workrooms | office,Adobeとの連携予定
価格 | 74,980円 | 74,400円(256GB) | 59,400円(128GB)
PlayStation VR2(PSVR2)-初心者でも快適!最高の体験を提供-
圧倒的なスペック-有機LED、ディスプレイ、3Dオーディオ、対応ゲーム
4Kディスプレイと3DオーディオでPlayStationのゲームを楽しむことができる。PlayStation VR2には有機LEDディスプレイを採用しており、他のVRゴーグル・ヘッドセットに比べ光の表現が良くなり発色が豊かになった。さらに、PlayStation studioによる厳選されたゲームラインナップにハイクオリティな独占タイトルが並び、PlayStation5のソフトを購入すればそのままVRを楽しめる作品も多い。
セッティングが簡単
PlayStation VR2は、PlayStation 5さえあればほとんどセッティング時間を要さない。ボタン1つでVRから通常の景色が見られる。VRゴーグル特有の歪みも少ない。レースゲームでも酔いにくいといった心配りがされている。長年テレビやゲームで培ってきたユーザーファーストなSonyの強みが出ている。
PlayStation同様に配信が簡単
PlayStationには、自宅に配信環境を用意しなくても配信を行うことができる機能があった。PlayStation VR2はその部分にも対応している。別売りのPS5用のHDカメラをPlayStation 5に接続し、PSVR2のヘッドセットを装着すると、プレイ中の自分の姿を録画し配信できる。
Meta Quest2-シェアNo.1、なんでもできるオールインワン型VRゴーグル-
VRゴーグルシェアNo.1-ゲーム数・サブスクリプションの対応が多い
VRゴーグルを使ったサービスを体験したいが、対応していない。ということがほとんどないのがMeta Quest2の強みだ。DMMなどの動画サブスクリプション、Youtubeやsteamなど数多くのサービスに対応。ゲーム分野においてQuest ストアというプラットフォームを要しながらも、steamにて売り上げNo.1を誇り、多数のVRゲームを販売している。仕事用のアプリケーションも充実しており、今後はOfficeやAdobeといった仕事向けのサービスと連携することも発表されている。
わからないことがあった場合でもインターネット上で解決することも多く、いつでもYoutubeでおすすめのゲームや使い方を見ることができる。他のVRゴーグルでは、悩んだ場合の解決は自分自身で行う必要がある。自信がない場合はMeta Quest2が良いかもしれない。
オールインワン!パソコン不要、PlayStation不要
オールインワン型(スタンドアロン型)で、パソコンやゲーム機が不要な点が圧倒的な強みだ。Meta Quest2のみで使用できるため、普段パソコンやゲームをやらない場合や忘年会の景品などで誰かに渡す場合に環境を気にする必要がない。
PlayStation VR2(PSVR2) DMM/FANZAに対応
こっそり確認したかったという方も多いことだろう。PlayStation VR2は、DMM/FANZAの動画をみることができる。PlayStation VR2が発売した2月、「PlayStation VR2 DMM」という検索ワードがこれまでの99倍も検索されていた。気になる人が多かったことがわかる。
DMMは公式対応をしている中で最も発色が良く、DMM/FANZAのサービスをVRで体験できるのが嬉しいところだ。PlayStation VR2を起動した発売初日には、既に公式対応のアナウンスが来ていた。
DMMプレミアムでは、DMM.TV、FANZA作品(VR作品多数)、VR作品以外のアニメ・映画・お笑いコンテンツの鑑賞も可能となっている。初回登録時1か月無料期間だけ、お試しで登録。アプリ内でDMM.TVとFANZA.TVを切り替えられるおかげで、子供が間違えて開いてしまう心配がないという気遣いが感動ポイント。
・DMMプレミアム初月無料
・FANZA見放題(4K対応、2000本以上)
・電子書籍読み放題
・アニメ4600本以上
VR比較!ゲームがしたいならMeta Quest2よりPlayStation VR2(PSVR2)
もしゲームをきっかけにVRゴーグル・ヘッドセットに興味を持ったなら、PlayStation VR2がおすすめ。PlayStation VR2の画質や音質は、20万円のVRゴーグル・ヘッドセットと20万円のパソコンに匹敵する。Meta Quest2に比べゲームに特化しており、ゲーム1つ1つのクオリティはPlayStation VR2が高い。一方で、価格の安さ、ゲームやアプリケーションの種類、動画サブスクリプションはMeta Quest2が選択肢が多く、ゲーム以外にも楽しめる。
そのほかのVRゴーグル・ヘッドセットについてできることも気になるなら、こちらで解説している。
PlayStation VR2(PSVR2)の辛口レビューと批評
PlayStation 5を持っているならば、PlayStation VR2はおすすめだ。だが、ユーザーの気になったところ..マイナスな評価をまとめる。各社のVRゴーグルには、得意な分野が存在することは明言しておきたい。PlayStation VR2は、高品質なゲームを楽しみたいという目的のユーザー向けのVRゴーグルだ。
パソコンに繋がらない
パソコンに繋がらない点は、気になるユーザーが多いようだ。Virtual desktopをはじめとする便利系VRアプリケーションを使用できないこと、現在最も多くのVRゲームが販売されているSteamでのゲームに対応していないことが挙げられる。
代償は大きいものの、PlayStation 5及びPlayStation VR2のみにゲーム・アプリケーションの最適化を販売元が行うことにより、作品を最高品質でプレイできる保証がされている。身近な成功例として、任天堂のNintendo switchでは、Switchのみに対応したゲームを選定し、厚いサポートを行うことによってユーザーを満足させている。
持ち歩けない
VRゴーグルは全て、現在80%以上のシェア率を誇るコードレスかつ持ち歩きができるオールインワン型Meta Quest2(Oculus Quest2)と比較されてしまう。PlayStation VR2は、PlayStation 5がない部屋で体験できない。つまり、友人宅でも、実家などの旅行先でも、寝室でも体験できないことが想定される。
一方でメリットもあり、ゲームをPlayStation 5で管理することによって頻繁なゲームの入れ替えや削除を避けることができる。もちろん、高スペックなパソコンがあればこの点はMeta Quest2も解消できるが、そこは純正のPlayStation VR2に軍杯が上がる。初心者にも直感的で使いやすいアプリケーションや操作画面はSonyのお家芸だ。
なお、パソコン接続や持ち歩きを目的とするのであれば、Play Station VR2よりMeta Quest 2がおすすめだ。
PlayStation VR2(PSVR2)は売れなかった?1ヶ月で27万台
発売後1ヶ月の売り上げは、27万台との予想だ。世間の評判とは裏腹に、好調な滑り出しとなっている。
批判の声もあるが、パソコンと接続するVRゴーグル・ヘッドセットとの比較によるものだ。そういったVRゴーグル・ヘッドセットはプレイできる環境を整えるために30万円〜40万円の予算が必要となり、PlayStation VR2はPlayStation 5と合わせて13万円〜15万円とおよそ半額で揃えることができる。
PlayStation VRの売り上げは500万台を突破、PlayStation VR2(PSVR2)は?
Sony Interactive Entertainment(SIE)はPSVRの正確な売り上げ数を公表していない。いくつかの報道機関が推定値を報じている数字によると、PSVRの累計販売台数は2021年時点でおよそ500万台だ。一方で、PlayStation VR2の売り上げは1ヶ月に27万台とかなり好調といえる。単純に考えれば、5年間で1000万台以上売り上げる予測となる。
VRゴーグル・ヘッドセットのクオリティに関しては申し分ないとのレビューが大半を占めるが、パソコンとの接続ができないというところがネックとなっている。PlayStation 5がないとできない、ということはPlayStation 5の売り上げに大きく影響を受けることは確実だ。だが、そんなPlayStation 5の売り上げを心配することはなさそうだ。
PlayStation 5の売り上げが急上昇、月間売り上げがSwitchを上回る
2023年に入ってから2ヶ月でのPlayStation 5の売り上げは601,311台と、現在までに1億台以上を売り上げたPlayStation 4の年間売り上げ1,935,247台を優に超える勢いだ。ホグワーツレガシーや龍が如く維新極がPlayStation 5ゲームとして爆発的なヒットを記録し、購入を決めたユーザーが多いようだ。感染症の影響も少なく、引きこもり需要による一時的なものではないだろう。
2月のファミ通の発表によると、PlayStation 5、「通常モデル」(PS5 Console)・「デジタル・エディション」(PS5 Digital Edition)の2種類の月間売り上げは366,982台となり、ゲームハード部門にてNintendo Switch、Nintendo Switch・Nintendo Switch Lite・有機ELモデルの3種類の月間売り上げ221,041台を上回った。
これは、PlayStation VR2(PSVR2)にとって追い風となる。PlayStation 5を所有することによって、ユーザーの選択肢にPlayStation VR2(PSVR2)が入ることとなったからだ。
かつてない高品質VRゲーム 4Kディスプレイで大衆の手に届く未来
VRのグラフィックスの高さと高性能デバイスが広まることのゲームとの親和性は高い。それは、グランツーリスモをPlayStation VR2(PSVR2)でプレイすれば体感できる。PlayStation 5が大衆の手に届き始めたことで、PlayStationは新たなステージに駒を進めた。Playstation 5があれば簡単にプレイできることにより、ライバルはVR界を牽引するMeta Questとなる。ディスプレイ、テレビ、モバイル、ゲームとソニーへの世界からの信頼は厚い。
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