New!!2023年3月15日、Meta Quest 2に新価格版が登場
10月26日、MetaよりリリースされたMeta Quest 2がお買い得になった。販売価格は、159,500円。発売時の226,800円からおよそ30%引き、67300円安くなった。
Meta Quest Proは、12GBのRAM、256GBのストレージ、10個の高解像度センサー、空間オーディオを搭載したMeta最先端のVRゴーグルとなっている。VRゲームへの対応はもちろん、Microsoft teamsやAdobeなど仕事効率化にも力を入れたアプリケーション対応は近未来を予感させる最高のデバイスとなっている。
- Meta Quest proの新価格版の発売日は、2023年3月15日
- Meta Quest proの新価格は、159,000円
- Meta Quest 2(Oculus Quest 2)やPlaystation VRより高価で高品質
- カラーパススルーによってAR(拡張現実)とVR(仮想現実)をどちらも楽しめる
- OfficeやAdobeといった業務用アプリケーションへの対応を予定
Meta Quest proの価格
2023年3月15日、Meta Quest Proは159,500円となった。2022年10月25日に発売したMeta Quest Proは、Oculus quest 2 を大きく上回る226,800円であった。
Appleも最新のVRを開発する中、ハイエンドVR・ハイスペックVRと呼ぶに相応しい端末を先行してMetaが発売した。
AR/MR(拡張現実)とVR(仮想現実)をどちらも楽しめてしまうMeta Quest Pro。従来のMeta Questからの画質や機能面、細部の向上はもちろん、VRゴーグルをエンターテイメント以上の新しいデバイスとして提案している。プロフェッショナル・マニア向けとなり、大衆向けのMeta Quest 2とは明らかな違いが見られる。
Meta Quest ProとOculus Quest (Meta Quest)の違い
Meta Quest Pro | Meta Quest 2 | |
---|---|---|
価格 | 159,500円(256GB) | 59,400(128GB) |
ディスプレイ | 1,800×1,920 | 1,832×1,920 |
パススルー | カラーパススルー(解像度はQuest 2の4倍) | パススルー |
最大リフレッシュレート | 90Hz(今後無償アップデートあり) | 120Hz |
AR/VR | AR/MR/VR | VR |
パソコン | 不要(接続可) | 不要(接続可) |
特筆すべきは、ARとカラーパススルーへの対応だ。利用者からすると大きく変わるのは、拡張現実への対応、文字の視認性の向上だろう。
- AR/MR/拡張現実とは?
-
現実世界に仮想的な要素が入った世界のこと。SF映画でタッチすると仮想の画面が出てきて操作できたり、チームラボのような光と映像の演出も広義のARに含まれる。
- 視認性とは?
-
目で何かを見た時に、対象物やその対象物がもつ意味合いについて、正しく確認・理解ができるかどうかの度合いを示す。見やすいかどうか。瞬間的な認識を指す。
複合現実カラーパススルー
カラーパススルーが搭載されている端末では具体的にどんなことができるようになるのだろう。
SF映画でよくあるように現実でメガネをかけると現実世界にモンスターや家が登場するといったイメージだ。上記の画像では、メガネ(Meta Quest Pro)をかけて街を見下ろすと現実にはないバルーンが見える。高解像度の複合現実パススルー表示により、さまざまな作業ができるようになることが、Meta Quest Proの描く未来だ。
Meta Quest Proができること Metaの描く未来
表情トラッキングによるバーチャルミーティング
VRによる世界旅行
MRによる仮想の家具を実際に配置する・家電のマニュアルを操作しながら見る
家やビルを建設する前に、その内部を歩き回る
一級品をその手に。純正で揃えるMeta Quest Pro
VRを初めて手にするなら、Meta Quest Proをはじめとするオールインワン型がおすすめだ。なぜなら、オールインワン型ならハイスペックなPCやゲーム機を必要としないからだ。
Meta Quest Proは高い?オールインワンVRとしてのMeta Quest Pro
Meta Quest Proは高く感じるかもしれないが、周辺機器が少なく、パソコンやテレビ、ゲーム機の代替品になることを考えれば妥当な値段だ。Meta Questシリーズは、基本的に付属品だけで楽しめ、周辺機器を全て純正品・互換品で揃えられる。
現在好評のMeta Quest周辺機器
Meta Quest Proの評判と体験談
オールインワンVRとしての最高品質だが、入門者向けではない。現在販売されているVRゴーグルの中で、最もオールマイティな端末であることは確かだ。あらゆる分野に対応可能なVRを体験したいのであれば、間違いなくこの端末だ。一方で、明確な強みを仕事用の端末としてしか持たない。Officeを使用した仕事に関しては最もお勧めできる。
Quest Proを装着してMetaのバーチャルオフィス「Meta Horizon Workrooms」を体験
Meta Quest Proでオンラインチャットの表情をトラッキング
Meta Quest Proで作業環境を構築
Meta Quest ProでVRでピアノを見ながら練習
Meta Quest Pro(AR/VR)とMeta Quest(VR)はどう違うの?
Meta Questは、VR端末でゲームや映画の新しい体験のツールとして価値を持ち、Meta Quest Proは、AR/VR端末で上記の機能に加えてコミュニケーション(現実空間寄り)、情報端末としての現実を便利にするツールとして価値を持つことが予測される。
VRとは?
仮想世界に現実世界から入った世界のこと。没入感と現実から切り離された空間が必要となる。別世界のゲームを主とし、現実の街を模倣した仮想の街の形成、仮想の土地売買などが行われている。
VR機器は、メタバースの入口とも言える。
あつまれ、どうぶつの森 | 仮想空間でコミュニケーションをとり、生活をするコンセプト |
Workspace for meta | 仮想の会議室でコミュニケーションをとり、会議室を仮想化するコンセプト |
cluster | 仮想の街(渋谷、丸の内、大阪など)に入り、広報やライブをするコンセプト |
AR/MRとは?
現実世界に仮想的な要素が入った世界のこと。映画でよく見るタッチすると仮想の画面が出てきて操作できたり、チームラボのような光と映像の演出も広義のARに含まれる。
ミュージシャンのライブ、テーマパークでの演出ではARを取り入れたことがたびたびニュースになっている。
Ikea Place | 実際に家具を購入する前に自宅に置いたイメージできる体験をコンセプト |
Youcam Makeup | ライヴセルフィーで自分に化粧品が合っているか試せるというコンセプト |
設計・修理AR化 | 機械の操作や修理方法を実際の機械の近くで指示してくれるというコンセプト |
エンターテイメントAR化(Pokemon GOなど) | 現実世界に仮想の生物を登場させ、写真を撮ったり、アトラクションを行うコンセプト |
Meta Questでは細かい文字が読みやすく、現実世界に映像を移すことやノートパソコンの代替品として使用することが可能だ。仮想のディスプレイに作業画面を表示するというSFチックなことができてしまう。
Meta Quest ProとApple Reality One/Pro
Meta社は、現実に仮想のものを取り入れるARと仮想世界VRの双方向からアプローチしていくようだ。今後は、Meta Questを娯楽のためだけではなく、仕事や現実世界を拡張させるものとして売り出していくことが予想される。
MetaのライバルはApple。Meta Quest ProとReality Oneはどちらも娯楽を越え、生活を豊かにし仕事をしやすくする新しいデバイスになることを目標にVR/ARヘッドセットを制作している。スマートフォンと同様に、1人1つのVR/ARのデバイスを所持する時代は近いだろう。
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